el-Tax(地方税ポータルシステム)を見て・・・更新
地方税のポータルシステム・el-taxは、以下のとおり最新のJavaに対応した模様です。
地方税ポータルサイトの「地方税電子化協議会からのお知らせ」によると、
平成27年5月14日から、以下のJava実行環境(Java Runtime Environment)に対応いたします。
Java8 Update45
とあります。
5月14日をもって、最新のJava環境に移行し、届出等も最新のJava環境の下で可能となったとのことです。ひとまずは、一安心ですね。
コラムの内容も更新させて頂きます。
(以下、4月27日にel-Taxからのメールの内容及び弊所コラム)
地方税のポータルシステム・el-taxから、メールが来ていました。会社などで、el-taxを利用されている方はご注意下さい。
以下のメールはポータルサイトにログインしないとみることが出来ません(ポータルサイトのTopページには、赤字で警告があります)。
【重要】地方税電子化協議会からのお知らせ
Java実行環境は、セキュリティ対策の必要上、
速やかに最新版に変更またはアンインストールをお願いします。
なお、最新版に変更またはアンインストールした場合でも、電子申告は可能ですが、
再度利用届出(新規)及び申請・届出を行う場合は、
eLTAXで動作保障しているJava実行環境バージョンの再インストールが必要になりますので、ご注意ください。
というものです。Javaは開発元のオラクルが脆弱性を回避するために、頻繁に新たなヴァージョンを提供しています。el-taxは従来、新しいバージョンをインストールすると、利用届出が行えない可能性があるとして、新たなJavaのバージョンのインストールを推奨していませんでした。今回、上のような通知がなされたことから、Javaの脆弱性は幾分回避出来るようになったと思います。
しかし、利用届出を行うたびに旧バージョンのJavaをインストールし、届出完了後、最新のバージョンを再インストールするというのも面倒きわまりないと思います。システムのなお一層の改善を望みます。
弊所はel-taxのJavaに関して、税理士会を通じて、当局への要望事項として、
「要望事項(el-taxについて)」
Javaに関する脆弱性が報告されている中で、el-Taxは最新の脆弱性の少ないJavaへの対応が出来て居ない。
この脆弱性は個々のPCに対する脅威であり、早急にJavaへの対応を行う必要があると考える。
そもそもJavaのようなプログラムは脆弱性などの対応は開発者任せであり、予防措置を取ることは難しい。
将来的にはJavaに頼らない、脆弱性の少ないソフトを開発する必要があると考える。
と言う要望を提出しております。