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お金の出し入れ-経理の基礎2-

現金の管理に続き、現金(お金)の出し入れの基本ルールを考えて見ましょう。

会社やお店では、日々お金を貰ったり(入金)、お金を支払ったり(出金)しています。入金・出金があると、それが何故発生したのか、お金を持ってきた人、お金を支払う人に確かめます。確かめた結果を記録することを記帳と言います。記帳する帳簿を「現金出納帳」と言います。お金の出し入れに際しては必ず「現金出納帳」に記帳するということが基本です。

現金が入金したとき、入金の理由が売上金の入金の場合は、出納帳に売上入金と記入して記帳します。その時、売上に見合う商品などの受け渡しがあったことも確かめ、売上伝票なども照合します。

現金が出金したとき、出勤の理由がコピー用紙の購入の場合は、出納帳にコピー用紙の購入として記帳します。その時、購入したコピー用紙が用紙の棚にあるかなど確認し、領収書や請求書と照合します。

現金に限らず、入金、出金があったときは、出納帳の記帳と同時にその事実を確かめることが重要です。

ここで、商品(電池)の売上とコピー用紙の購入を例に、事実の確認と言うことを見てみます。

電池を10個売って、現金800円入金しました。この時、事実は800円で10個の電池がお客さんに渡されたことです。入金と同時に売上伝票が記入されます。さらに商品の在庫表から電池10個の出庫が記録されます。

コピー用紙を3パック、900円で購入しました。この時、事実は900円で3パックのコピー用紙が入ってきたことです。出金と同時に購入伝票が記入されます。さらにコピー用紙の在庫表にコピー用紙3パックの入庫が記録されます。また、領収書や請求書が出納記録と同時に証憑として保管されます。

当たり前のことを述べているようですが、入金や出金があると、出納帳だけでなく、出庫した物、入庫した物の記録も同時に行われる、行わなければならない、ということです。出納帳のみならず物の記録を行わないと、事実が記録されてないということになります。

このようにお金の出し入れは、物の動きと一緒に記録されなくてはならないという点を覚えてください。

 

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